葉月・八月、猛暑を払う小唄は?
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葉月・八月、猛暑を払う小唄は?
2015年08月02日(日)9:32 AM
七月下旬からの猛暑にすでに夏バテしてられる方もいらっしゃるかと思われ
ますが・・・・。暑さを避けてクーラーの効いたお部屋でひとり静かに小唄を聞き
ながらビールでもいかがでしょうか。そんな時にお勧めの一曲「涼み台」をご紹
介いたします。
「涼み台」 作詞 露木紅 作曲 杉浦翠女
暑さしのいで涼み台 噂の花や恋の花
線香花火のそのように ぱっと開いてぱっと散る
仲をじらした灯とりむし 思い焦がれてどこへかえ。
この曲は三下がりです。芝恋の師匠である春日とよ栄芝の「花の明け暮れ」と
いうCDアルバムに収録されておりますので、ぜひ聞いて下さいませ。線香花火
の儚さと恋の儚さをかけているところ。また最後の「仲をじらした灯とりむし 思い
こがれてどこへかえ」は、恋人同士を灯とりむしに置き換え、恋の炎に焦がされて
消えてしまったと唄ってるのがとっても意味深で小唄ならではの風情がありますね。
最後の「どこへかえ~」の唄い方が栄芝師匠ならではの儚げな雰囲気で、芝恋
はうっとりです!
夏の宵にちょっと聞いてみてくださいませ。