小唄「神田祭」(勢い肌)のご紹介。
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小唄「神田祭」(勢い肌)のご紹介。
2020年08月04日(火)1:37 PM
「神田祭」 作詞中内蝶二 作曲三世清元梅吉
きおい肌だよ 神田で育ちゃ わけて祭りの伊達姿
派手な様だがすっきりと 足並み揃えて練練りだす花山車
オ―ヤンレ 引け引けよい声かけて そよが締めかけ中綱よいよい
オーエンヤリョー 伊達も喧嘩も江戸の華。
神田祭というのは神田明神の秋の例祭で、江戸時代、
十五日に行われ、その豪華さは「山王祭」とともに『天下祭』と呼ば
れ、一年おきに本祭と影祭で、山王祭と交互に行う慣例であった。
氏子各町内から、山車、屋台踊、地走踊、住吉踊、太神楽などが繰り
出され、町内同志の趣向争いが人々の話題を呼んだ。
明治十七年九月に大暴風雨があり、伝染病が流行したので、現在では
五月十四日、十五日に行われるようになった。
小唄「勢い肌」(きおい肌)は、神田祭の華やかさと、いなせな味とを
唄った清元から採り入れており、「オ―ヤンレ」以下は花山車を引くと
きの木遣りである。
勢い肌=気負い又は競いの意。勇み肌のこと。
伊達姿=若い衆の派手な支度のこと。
そよが締めかけ=清元にある文句。
お祭りの小唄は数沢山ありますが、この「神田祭」はとても小気味よ
くて唄うのも三味線を弾くのも大好きです!
「オ―ヤンレ・・・」と木遣りのところが難しいですが、そこが上手い
と粋に決まりますね。
ちょこっとアメリ!
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