以前から千住博氏の絵画を観たいと思っておりましたが、中々

機会がありませんでした。今回は山種美術館で開催中の「水のか

たちー＜源平合戦図＞から千住博の「滝」までー」という特別展

で念願叶って千住氏の作品を鑑賞することが出来ました。

　平成七年に描かれた「ウオーターフォール」は激しさと静けさ

という相反する印象を共有している作品だと感じられました。

　神秘的でもあり・・・、観る者の心に流れ落ちる水音が響いて

くるような素敵な絵画でした。

　「フォーリングカラーズ」という作品も展示されていて、こち

らは赤や青黄色等で描かれておりました。

　友人の勧めで赤という色を使ってみて、赤色に対する印象が変

化したと書かれておりました。

　私はどちらかと言えばモノトーン調の「ウオーターフォール」

の方が好みではありますが、カラーで描かれた作品もインパクト

があって、心に残る作品でありました。

　来年は是非、軽井沢にある軽井沢千住博美術館を訪づれたいと

思っております。軽井沢の自然の中に建つ美術館で千住博氏の作

品を鑑賞することで新たな感銘を受けることができるかもしれま

せん。