小唄「四万六千日」
浅草浅草寺のほおずき市の写真です。
昨日は七月十日、何の日?浅草寺ではこの日に参拝すると、一日のお参りで
46000日分のご利益が得られるという大変貴重な日で、よって「四万六千日」
と呼ばれております。
毎年この日はほおずき市が立ち、夜遅くまで賑わっております。昔、ほおずきは
「ほおずきを水で鵜呑みにすると、大人の癪を切り、子供は虫の気を去る」といわ
れ薬草として評判が良かったそうで、「ほおずき市」が「四万六千日」のご縁日に
ちなんで開かれるようになりました。また、この10日を待って一番乗りしたいという
人々のおもいから、前日の9日から、すなわち7月9、10日の二日間が「四万六千
日」のご縁日とされております。
小唄の「四万六千日」は、この日二人連れ立って、仲良くほおずきを選んで買った
恋しい人を想っている女心のせつなさ、可愛さを唄った芝恋の大好きな小唄です。
「四万六千日」
逢いたさを じっとこらえて 吊りしのぶ
ちろちろりん 風鈴に風は来るのに
今日この頃は 聞きたい、噂も風だより
「そうそう、あの日は 四万六千日」
仲良く 買ったほおずきが
泣いて待てとの 謎かいな。
この小唄は踊りでもお稽古して舞台で踊った、思い出深い一曲です。
昨日お稽古にいらしたお弟子さんの片桐さんが9日に浅草寺へお参りに
行ってほおずきの鉢を買ってきて下さいました。とっても嬉しいです!
彼女は今ちょうど小唄「四万六千日」をお稽古中なのです。早速玄関前に
飾りました。
« 水曜の午後は朗読会! | 今朝の「小唄四万六千日」の続きです。 »