昨日も梅雨らしい雨の一日でしたが、雨にも負けず？せっせと朗読会へ出掛

けました！

　芝恋が昨日朗読したテキストは、各人自由に選んだ制限時間１０分以内の

作品です。私が選んだのは向田邦子さんの「夜中の薔薇」というタイトルの本に

入っている「こんにゃく・トーチカ」という短文です。この文を選んだ理由は、①

タイトルが変わっていて面白そうであったから。②向田邦子さんの大ファンであっ

たから。③実際に声に出して読んでみて、「これは、私にとって得意なジャンルの

テキストではないな。」と思ったから。というわけです。で、結果は？やはり読み

辛い文章でしたが、あえて得意なセリフ入りの物語を選ばず、かえって勉強になっ

たと思います。

　小唄を唄うにしても、三味線を弾くにしてもやはり自分にとって、苦手な曲という

のは出てまいりますが、そこを避けずにあえて挑戦していかないとレベルアップ出来

ないのと、同じですね。

　私はこの与えられた制限時間内で読める作品を各人自由に選んで朗読するという

のがとても好きです。「あ～、この方はこういう文章を選ぶんだ！」とか、そのテキ

ストを、その人が何故選んだのだろうかという興味も湧き、また、芝恋の知らない大

変魅力的な作品に出会うチャンスでもあるからです。

　さて、今日も雨模様の一日、こんな日にはしっとりとした女心を唄った小唄を唄っ

て過ごしましょうか?