七夕の日に「七夕」の小唄を!
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七夕の日に「七夕」の小唄を!

2015年07月07日(火)11:06 AM

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 今日は7月7日、「七夕」の日ですね。子供の頃、近所の農家に行って笹の枝

を分けて頂き、色とりどりのお飾りを作って飾り、最後に願いごとを書いた短冊を

吊るしたものです。芝恋の三味線・小唄教室のある喜久井町でも七夕の枝飾りが

あちこちに立てられ、季節感と懐かしさを呼び起こしてくれます。

 小唄にもこの「七夕」を唄ったものがあります。

 

        「七夕」

 

 七夕の 逢うは別れの始めぞと

   明けて口惜しき一夜の契り

     またもや袖に涙雨。

 

 この曲は二上りの曲で、明治中期に作られた江戸小唄です。

「七夕」は陰暦七月七日の夜。

天の川の東にある牽牛星と、西にある織女星とが相逢うように、思い叶って

相逢うことのできた女の気持ちを唄った小唄で、僅か一夜の契りが夢の様に

過ぎて、暁方と共に別れ別れにならねばならぬことを思うと、またもや涙で袖を

ぬらす女心である。

 「涙雨」は、七夕の夜に雨が降れば、かささぎが羽根を拡げて天の川に橋とし

二星を渡すという伝説があると共に、昔から七夕の夜には雨が三粒でも降ると

いう。それにかけて恋のはかなさを嘆く涙のことを指したものである。

(小唄鑑賞より引用)

 如何でしょうか。七夕ってとてもロマンチックですね。実は私も昨年この時期に

七夕」をテーマに小唄の作詞をしております。拙い詞でありますがこの詞を読ん

で曲をつけてみたいと思われる方はぜひ、ご連絡くださいませ。

 

        「願いごと」       春日とよ芝恋作詞

 

 願いごと  五色の短冊

  書いた言の葉  さ~らさら。

   金と銀とのお飾りも  願いをこめる女心も

    夜風にゆれて  さ~らさら。

 

 



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