「現代演劇ポスター展」に行って来ました。
ゴールデンウイークに入り小唄のお稽古もしばしお休み。芝恋もこの
お休み中にリフレッシュ及び、五感に多種多様な刺激を受けるべくいろ
んなところへお出掛けしてます。が、どこに行っても人、ひと、ヒト!人
混みが苦手で、行列が出来なくて、待つの大嫌いな私って行く所の選択
が大変です。
渋谷ヒカリエホールホールAで開催中の「現代演劇ポスター展」
真ん中の3枚のポスターは私が十代の頃衝撃を受けた状況劇場のものです。
芝居と言えば「劇団四季」とか、「文学座」などばかり観に行っていた私を、大学の
演劇部の先輩がとんでもなく面白い芝居を観に行こうと連れて行ってくれたのが状
況劇場でした。「目からウロコおちる」とはこんな感じ!!私の中での今までの芝居
をたった一晩でひっくり返してしまった。状況劇場初体験?!この言葉、オーバーか
もしれませんが、私には一番しっくり合います。
それからは上野の不忍池の水上舞台や新宿花園神社など、赤テントを追いかけて
数々の唐十郎の芝居を、状況劇場のあまりにも?個性的でエキセントリックな役者
さんたちの躍動感あふれる舞台を観たものです。
「唐版 風の又三郎」のポスターの前で、時空を超えて当時の自分のあれこれが甦
ってきました。「どっどど、どどうど~」芝居の終盤に役者一同、観客までも声を合わせ
て歌っていた・・・・・・遠い記憶が夕べのことのように想い起こされ感慨に耽ってしま
いました。
1960年代後半、劇団の旗印として登場し時代を挑発したアングラ演劇のポスター
から、70年代を経て時代の流れとともに劇団やそのポスターはどう変化したのか?
約300点、のポスターと共に振り返るのもいいのでは?
今月は新宿花園神社で「透明人間」唐組・第55回公演があります。芝恋もスカートの
裾を翻し、自転車を走らせて観にまいります!!