「ヴァロットンー黒と白」展を鑑賞しました。
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「ヴァロットンー黒と白」展を鑑賞しました。
2023年01月24日(火)9:44 AM
三菱一号館美術館で開催中の「ヴァロットンー黒と白」を
鑑賞して参りました。
スイスに生まれ、19世紀パリで活躍したナビ派の画家
フェリックス・ヴァロットン(1865~1925)は、黒一
色の革新的な木版画で名声を得ました。
ナビ派とは、19世紀末のパリで活動した前衛的な芸術家
の集団。
「ナビ」はヘブライ語で預言者を意味する。
ヴァロットンの木版画は先ずモダンでクールという印象。
そして全てを描かないことで非常に謎めいていて、観る者の
想像力をかきたてる。
風刺画的な感じの作品も多くて、特に上流階級の人々の様
子を描いた作品にはアイロニーを感じさせるものが多かった
です。
本の挿し絵や舞台のパンフレットの作品もあり、展示作品が
多かったのでとても満足感に満たされました。
今月の29日まで開催中です。パリのアダルトなエスプリ
を味わいたい方にお薦めです!