芝居、 「皆既食」を観に行って来ました!
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芝居、 「皆既食」を観に行って来ました!

2014年11月22日(土)11:47 AM

 「また見つかった、・・・何が、・・・

     永遠が、海と溶け合う太陽が。」

            アルチュール・ランボー

 

19世紀を代表する二人の天才詩人、アルチュール・ランボーと

ポール・ウ‘ェルレーヌの出会いと激しい愛憎、目的地を持たない

放浪の日々、ドイツの黒い森での別れを描いたお芝居でした。

20年前に映画「太陽と月に背いて」を観たときの衝撃、が色褪せ

ることなく残っていた私にとって、同じ内容を芝居で観ることには

大きな期待と不安がありました。映画でランボーを演じたディカプ

リオが本当にはまり役で、「早熟の天才詩人」ランボーそのものだ

ったので日本人の岡田将生がどのようなランボーを演じるのか?

体現するのか?・・・。素敵なランボーで期待を裏切られることはあ

りませんでした。気負うことなく、しなやかに、美しくランボーを演じ

ていて、これが初舞台?と驚きました。

ただひとつ残念に思ったことは、芝居なので場面転換にけっこう時

間が割かれてたこと。この間にテープに吹き込んだものでもいいの

で、岡田将生がランボーの詩を朗読したものを流して欲しかったな

ということです。ランボーの独創的な詩や言葉を岡田将生の声で聞

いてみたかったなと思いました。

私は何故、劇場に行くのか? 何故、美術館へ行くのか? 何故様々

なイベントへ出掛けるのか? たぶんそうやって下がってくる小唄への

テンションを上げるためでもありますね。日々、三味線や小唄の稽古

に明け暮れてると、いつも同じような気持ちではお稽古してられません

から。また、素敵な何か?に出会ったときにはご紹介させて頂きます。

 

 「やって来い、やって来い

   われを忘れるような時。」

         (一番高い塔の歌)よりランボー

 



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