「三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実」を見て。
先日CSで放送された「三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実」を録画
しておいたのをふと思い出して見てみると、私の予想を上回るインパクトの
面白さで録画しておいて本当に良かったと思いました。
画面に流れる東大安田講堂事件やデモ隊と機動隊が激突する新宿争乱事件
等・・・、当時中学生だった私にも荒れ狂う政治の季節はしっかりと記憶に
残っていて、それらの映像はやはりある種のノスタルジーを感じさせられる
ものでした。
1969年に東大キャンパスでに行われた三島由紀夫と東大全共闘との討論
会、それを聞くために集まった1000人を超える学生達・・・、三島由紀夫
一人に対し1000人を超える学生達、こう聞いただけでも異様な高揚感を覚
えますが、その真実は?
私の見終えたまず一番の感想は三島由紀夫の学生達に対する真摯な向き合い方
にとても感動したということです。
たった一人で護衛も付けず、討論会に赴き、時にはユーモアを交えてどこまで
も真っ直ぐに学生たちの言葉に一生懸命向き合っていた三島由紀夫の姿に私は
とても素直な気持ちで感動しました。
三島由紀夫と学生との討論内容は非常にハイレベルな内容でしたが、作家の
平野啓一郎氏や元東大全共闘で東京工業大学名誉教授の橋爪大三郎氏のインタ
ビューが織り込まれていたため、三島由紀夫が何を学生たちに云わんとしてい
たのか、対する全共闘の言い分はどういう事なのか理解しずらい難解な討論で
はありましたが何とか理解できました。
まあ三回も繰り返しみましたが・・・。
姿も見せず、名も名乗らずにネット上で人を中傷する事が問題になってる今、
そういう人たちにこの三島由紀夫と東大全共闘の討論会を是非ともみて欲しい
と思いました。
そして自分の発する言葉にもっと責任を持って、自身こそ深くその言葉に向
き合って行くべきだと考えさせられました。
次回ブログにて「驚きの元東大全共闘芥正彦氏、発見!」乞うご期待!