小唄「ちょうさや」のご紹介。
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小唄「ちょうさや」のご紹介。
2020年11月01日(日)10:25 PM
「ちょうさや」
ちょうさやようさで お神輿かきこませ (ヨイヨイ)
いっさんにかけこんで なかに太鼓が どでどん どでどん
よういやさ どでどん どでどん よういどんでん世の中よういやさ
させさせさせさ さいてくだんせ盃を
三遍まわしてヨーイヨーイ これな(ヨーイ)
拳の酒 それちょうちょうちょう。
七月二十五日に行われる大阪天満宮の「天神祭」を唄った上方小唄で、三世
中村歌右衛門の作詞といわれている。
文政四、五年の作であろう。
上方小唄の「ちょうさやようさ」は上方で神輿をかつぐ掛け声で、江戸でいう
「わっしょいわっしょい」と同じ。
「拳の酒」とは拳に負けた者へ罰杯として酒を差すことで、三拳で勝負をつけ
ることになっていた。
この小唄は幕末江戸に入って、端唄として唄われた。江戸小唄は端唄から採っ
たものであるが、上方調に珍しい早間調子のよい小唄である。
(木村菊太郎著「江戸小唄」より引用)
小唄にはお祭りを唄った曲が本当に沢山ありますね。
「ちょうさや」はテンポの良い曲で、のって唄いたいですね。
かっこの中のヨイヨイや、ヨーイは三味線を弾く人が唄います。
ちょこっとアメリ!