NHKの『夏目漱石の妻』
今夜が最終回なのですが、NHKのドラマ『夏目漱石の妻』がとても面白く、
終わってしまうのが残念です!
夏目漱石と言えば明治の文豪として今もなお人気のある大作家、ドラマでは
その誰もが認める偉大な文豪漱石をかなりエキセントリックな人物に描いている。
そこがとても興味深く、ちょっと明治の文豪漱石が身近に感じられ、数々の作品
を読み返したくなりました。
知性の塊のような漱石が、妻や家の者達に対してはかなり理不尽なことを言って
は感情を爆発させたりしていた様子が、漱石役の長谷川博巳の演技力で人間味
たっぷりに描かれています。対する妻の役を演じてる尾野真千子も地に着いた演技
で漱石役の長谷川博巳とガッツリ対峙して一歩も譲らず・・・、というよりも押し
返していく・・・、文豪の妻も楽じゃない!? この夫婦のやり取りが絶妙でう~
んとうなずいたり、クスクス笑いしたり、どこでも妻の方が一枚上手?
それにしても素晴らしいキャスティングだなと一人感心しております。
で、芝恋の三味線・小唄教室はどこにあるかと言えば、夏目漱石の生家の碑から
すぐ、夏目坂をちょっと登って左に入った所にあります。7分位歩くと漱石公園な
どもありました。
現在新宿区では、漱石が生まれ育ちその生涯を閉じたまちとして、漱石生誕15
0周年にあたる平成29年9月の開館を目指して(仮称)「漱石山房」記念館の整備
を進めております。芝恋も今から開館を大変楽しみにしております。お教室から歩
いてすぐの所に建つわけですから、お弟子さん方と一緒に訪づれたいと思います。
そして新宿区では全国の皆様にこの取り組みにお力添えを頂きたいと考え、「夏
目漱石記念施設整備基金」を設置しております。
漱石フアンの方、「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」、「こころ」などを読まれ
た方、ぜひご協力をお願いします。
寄付は一口1000円からです。新宿区公式HPで「漱石 基金」で検索をお願い
します。