小唄「引けは九つ」。
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小唄「引けは九つ」。

2016年03月12日(土)7:29 PM

 真冬に戻ったかのような寒さにちょっと風邪を引いてしまいました・・・・。

毎年この時季は寒暖差が激しくて、体調を崩してしまいがちですね。

今日は暖かい部屋で好きな小唄を口ずさんで過ごしました。芝恋が今一番気に入ってる

小唄、「引けは九つ」をご紹介させて頂きます。

 

           「引けは九つ」


     引けは九つ  なぜそれを

      四つというたか  吉原は

        拍子木までも  嘘をつく。

 

 作詞  久保田万太郎 作曲  山田正太郎。

引けは九つ・・・江戸時代の廓で大戸を閉ざす終業時間。

九つ・・・・・・・・現在の午後十二時。

四つ・・・・・・・・現在の午後十時。

 九つの鐘を合図に遊女屋の男衆が拍子木を打って歩き、時刻をお客に知らせる。

が、四つしか打たないで、引け四つとごまかしてあと一刻(二時間)ほど営業を延ばしていた。

 さすが吉原! まさしく「虚」の世界ですね。



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