昨日は日中友好会館で開催された「中阮と篳篥のコンサート

」へ行って来ました。

　紀元３世紀に実在した「阮咸」という人が阮という楽器の演

奏を得意としたため、阮咸と言われた楽器は元代に民間に流行

します。その後廃れてしまいましたが、１９３０年代にその楽

器の存在が見直されます。なんと！正倉院にこの楽器があるそ

うです。

　中華人民共和国が成立されてから改良されて、小阮、中阮、

大阮と三つの大きさの阮という楽器になって行きました。

　最もポピュラーなのが中阮で、私は初めてその生演奏を聴き

ました。ソフトな優しい音色でした！

その中阮と日本の雅楽の演奏に使われる篳篥のコラボ演奏とい

う大変珍しいコンサートでしたが、素晴らしかったです。

中阮(ちゅうげん)　劉丹さん　

篳篥(ひちりき)　　三浦元則さん

　中国の民族楽器と日本の伝統楽器篳篥が違和感なく、とても

素敵なコラボレーション演奏でした。

それぞれの楽器のソロ演奏も興味深いものでしたね、滅多にこ

ういう楽器の生演奏(古曲)は聴くことがないので、不思議な雰

囲気に包まれた気が致しました。

　日中友好会館では時々こういうコンサートを開催している様

なので、また訪づれたいと思います。

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