秋晴れの日曜日、三越劇場で華やかさと江戸情緒

たっぷりの栄芝師匠のリサイタルが開催されました。

　第一部が端唄、二部が小唄で、唄の内容に合わせた衣

装替えがとても素晴らしく。お客様の眼を奪う「江戸紫」の

着物の艶やかさに思わずはっと！させられます。

さすが私のお師匠様と嬉しくなってしまいました。

　舞台上で表現者であるということは、芸さえ良ければとい

うものではなく、衣装にも、背景にもさまざまなことでお客様

を楽しませ、非日常空間へと誘う努力が大切なのだと大変

考えさせられる舞台でした。特に二部の背景に描かれた絵

はチラシや番組表の表紙絵に描かれたものと同じダステｲｰ

パステルな色調で、何んとも言い難い風情が素敵でした。

来年はどの様なリサイタルになるのか？楽しみですね。