六本木ソニーミュージアムで開催中の「ダブルフアンタジー　ジョン＆ヨーコ」

を観に行ってきました。

　二人の生い立ちから出合い、活動の軌跡を年代順に分かり易く観ることが出来て、

とても充実した内容でした。

　特にオノ・ヨーコについては今まで知らなかった事が如何に多かったか！

大変驚きました。

　ヨーコの前衛芸術作品で、レノンのハートを射止めるきっかけになった『天井の

絵』を再現したものを観て、ヨーコの圧倒的な才能を感じることが出来て嬉しかっ

たです。

ヨーコの作品を再現したもの

　アメリカの大学で哲学を学んだことを感じさせる作品でした。

映像も多くて、リアルに二人の考え方に触れることが出来ました。

特に結婚のイベントで、アムステルダムのホテルで行われた「ベッドイン」の映像は

とても興味深いものでした。

　二人に質問を浴びせる記者が興奮気味に感情的なのに対して、二人はひるむことな

く、冷静に、自分達の考えを語っていた・・・、時代を経てあの質問者は今この映像

を観たらどんな気分であろうかと、ふと思ってしまいました。

　見終えて一番強く感じたことは、レノン＆ヨーコは時代の先の先を駆け抜けていた

んだなということです。

　それにしてもあまりにも有名なレノン＆ヨーコですが、マスコミを通して知られて

る部分はマスコミというフィルターに通されたものでしかないとしみじみ考えさせら

れました。

　今年はレノン生誕８０周年だそうで、このコロナ禍の世界を観て彼は果たしてどん

なメッセージを出しただろうか？　

購入したTシャツ

なんてカッコイイ二人！レノンの余りにも早い死が残念です。