小唄のお稽古の合間に息抜き!!
お稽古の合間に「鳥カフェ」に行ってきました!
メインの鳥は「ふくろう」です。いろんな種類のふくろうがいて
可愛かったです!止まり木に大人しく一列に並んでる姿に、
とっても癒されました。 そこで思いついたのが・・・・・・・・?
ふくろうが出てくる小唄はあるかしらと探してみましたが、残念
ながら見つかりませんでした。ご存知の方は教えてくださいま
せ。そこで、「ふくろう」の代わりに?「こうもり」の出てくる小唄
をご紹介します。
「蝙蝠」 江戸時代の作
蝙蝠が出て北浜の夕涼み
川風さっと福牡丹 荒い仕掛けの色男
去なさぬ去なさぬ何時までも
浪花の水にうつす姿絵。
この小唄は七代目団十郎が市川白猿と称して文政十二年五月
大阪中の芝居に初出演した時の唄です。
七代目は「歌舞伎十八番」を選定した方で、荒事、立役、敵役、
女形など至らぬ役はなく、天保改革の時にお咎めにあって江戸
払いとなり、数年間大阪で生活しました。
蝙蝠、福牡丹は何れも市川家の家紋。
北浜は大阪の地名。
荒い仕掛は市川家の荒事にかけています。
大阪の市民が七代目の来阪を喜び、「去なさぬ~」(江戸に帰って
は困る)と褒め称えた小唄です。一度曲が絶え、現在の江戸小唄
は初代清元菊寿太夫の作曲になるものです。(芝居小唄 木村菊
太郎著より参照)
ただ蝙蝠が川辺を飛んでるのを、夕涼みして眺めてる風情を描いて
いるだけではなかったのですね。小唄って、本当に奥が深くて面白い
ですね!この曲は昨年秋に、小唄振りで踊った曲です。
「去なさぬ、去なさぬ何時までも」の部分が踊っていてとってもいい気
分でしたが、このような意味が込められてるとは知らずに踊っておりま
した?
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