ドイツの旅Ⅳ
6日目は歴史と文化の街、ニュルンベルクを散策。
カイザーブルク城より旧市街を眺めてた後、ミュンヘンへ。
7日目いよいよ待望のノイシュバンシュタイン城へ!!
ルードヴィッヒが愛したロイヤルブルーが美しい!
イタリア貴族出身のルキノ・ビスコンティ監督が撮った「ルードヴィッヒ神々の
黄昏」という映画を見て以来、いつかドイツへ行って主人公のルードヴィッヒ2
世が建てた美しい城、ノイシュバンシュタイン城を見学したいという夢がやっと
叶いました。
ノイシュバンシュタイン城は正しくルードヴィッヒの美意識と夢が込められた美
しい、気品に満ちた優雅なお城でした!
映画のワンシーンを思い起こしながら夢見心地で観た城は、ルードヴィッヒの築
城への拘りと執着、繊細で華麗な美意識が感じられました。
財政も顧みずにひたすらワーグナーを寵愛し、城創りに専念したルードヴィッヒ
は家臣たちによって「狂王」とされ、幽閉されて41歳の若さで自殺してしまった
のですが、今となってみればその困った王が建てた城がドイツ観光の目玉になり、
世界中から観光客が押し寄せて外貨をもたらす・・・・。
お墓の中でルードヴィッヒは、短かった、人々に理解されない人生ではあったけれ
どもこの様子を見て大満足しているのでは?と思いました。
夏休み期間お時間を持て余してる方は、ルキノ・ビスコンティ監督「ルードヴィ
ッヒ神々の黄昏」をご覧下さいませ。なが~い映画ですが、ご覧になったらノイシ
ュバンシュタイン城を訪れてみたいと思われるかも・・・・。
私はもともとルキノ・ビスコンティ監督のファンでありますが、ご一緒にご覧頂き
たいのが「地獄に落ちた勇者ども」「夏の嵐」「イノセント」「山猫」、「ベニス
に死す」です。
いずれも古い映画ですが、私が若い頃から愛し、幾度となく観たビスコンティ
監督の映画です。
続く・・・・。