梅雨に唄うのにぴったりの小唄!
ホーム
> 梅雨に唄うのにぴったりの小唄!
梅雨に唄うのにぴったりの小唄!
2015年06月03日(水)7:51 AM
六月といえば梅雨。「あ~鬱陶しい!」と雨空を見上げてため息をひとつ。
でもそんな気分を払拭できる素敵な小唄があります。
「雨の鎌倉」
雨の鎌倉 しっとりと
濡れて いろます紫陽花の
薄紫の いとしさに
そっと 寄り添う
傘の うち。
この曲は六下がりの曲です。六下がりの曲は本調子や二上がり、三下がり
にくらべ少ないのですが、それだけに神秘的なムードが出ていて素敵な曲です。
雨の日に窓を伝う雨だれを眺め,街のあちらこちらで咲き始めた紫陽花を見
るにつけ、この「雨の鎌倉」を口ずさみたくなります。かなり高めの節づけの曲
ですが、三味線の前弾きも心地良くて、今唄うのにお勧めの小唄です。