東京芸術劇場プレイハウスで
野田マップの「正三角関係」を
観劇しました。
　２時間１８分間休憩なし、ウ
ーン１８分削れる、いや削った
方が良いのではないか？と思い
ました。
　夏バテ気味の体調のせいもあ
ると思いますが、前半にうつら
うつらと不覚にも寝落ちしてし
まいました・・・。
　「カラマーゾフの兄弟」をモ
チーフに、「原爆」と「罪」を
テーマにした内容ですが、前半
の父親殺しの裁判と空襲警報の
なる戦時中との交互がチョット
くどかった気がします。
しかしリボンやボール、キャス
ター付きの椅子の利用などで楽
しくスピーディーに展開される
シーンはとても魅力的！
　出演者では断トツに長澤まさ
みが良かったです。在良(ありよ
し)グルーシェニカの二役を見事
に演じ分けていたと思います。
ポールダンスの色っぽさ❣
もう一人抜群の個性派、演技派
池谷のぶえ。
この人のウワサスキー夫人には
圧倒されました。「録音テープ
での証言」を、リボンに巻き取
られながら早口でセリフを言う
のですが、もう本当にぶっ飛ん
だ演技で大笑い！　私ってこう
いう弾けた演技をする役者さん
が大好きです。
　ロンドン公演、果たしてイギ
リスの観客に世界で唯一の原爆
投下された日本のこの芝居が理
解されて、野田氏の言葉遊びが
理解されるのか？
私は以前観た「パンドラの鐘」
の方が分かりやすくて楽しめま
したが。
次回作も楽しみです。でも、チ
ケットがとれるかしら？野田マ
ップのチケットを取るのは大変
ですからねぇ。