「パンドラの鐘」を観て。
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「パンドラの鐘」を観て。
2022年06月24日(金)9:27 AM
先日、シアターコクーンで「パンドラの鐘」を観劇しました。
1999年にシアターコクーンの芸術監督に就任した蜷川幸雄
が、野田秀樹氏に依頼して書かれた「パンドラの鐘」を今、ロ
シアによるウクライナ侵略戦争が起きているという折に観劇す
るとは・・・・。
観終えた時に脳裏に浮かんだ言葉は「原罪」です。いつの時
代にも戦争や内戦は絶えず、今この時にも多くの人が戦火の犠
牲になっているのを考えるとこの言葉の持つ意味がわかるよう
な気がします。
誰もが「戦争は恐ろしい、戦争は起こしてはいけない」と思
っているのに、奪い合い、殺し合い・・・悲惨な結果を産む。
これこそが私達人間の持つ原罪なんじゃないかなと。
遺跡発掘、古代の王国の王女の殉死、長崎への原爆投下を
古代と第二次世界大戦前夜を行き来しながら物語はノンスト
ップで進行する。
古典芸能の様式を取り入れた様な能舞台を想起させる四本
の柱だけでバックヤードが丸見えの舞台、「道成寺」の鐘そ
っくりなパンドラの鐘、コミカルな演技と熱い激情の炸裂す
る演技達者な俳優、あれよあれよと話は進み、えー!! そ
こに行くんだこの物語は・・・・、驚き!
舞台を観る前にあらすじなど読まなくて良かったです。
これから大阪公演があり、映像配信もやるそうですが、や
はり舞台は生で観た方が100倍面白いですね。今回は久し
ぶりに一番前の席で観劇出来てより一層楽しめました。
おまけに終演後に成田 凌、葵 わかな、玉置玲央のトーク
イベントがあり、とてもラッキーでした。
」
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