タイムリーな新聞記事のご紹介。
新しい年が明けてまたコロナ感染拡大のため
緊急事態宣言が発令され、はや二月・・・。
先月の新聞に「温暖化 凍土が解けて・・・
マンモスラッシュ」という記事が掲載されてい
ました。
ロシア極東サハ共和国で、地球温暖化で永久
凍土が解けて、氷結していたマンモスが現れ、
そのマンモスの牙の収集が一大産業になってい
るということです。
牙は日本や中国などに高く売れ、サハでは住民
が積極的に牙の収集を行うようになった。
現行法では地面から露出した牙のみ収集可能
とされているが、違法な採掘によって牙を集め
る闇市場の規模は、合法的な市場の二倍に達す
るそうです。
ここからがちょっと怖い話になります。
永久凍土の中にある動物の死骸には、病気を引
き起こすウイルスや菌が含まれることがあり、
合法的に収集したマンモスは獣医師の検査を受
け、闇市場に流れるマンモスはこうした安全性
がない。
同じロシアの北極圏、ヤマロ・ネネツでは20
16年、解けた永久凍土から炭疽菌に汚染され
た動物の死骸が出て、住民が菌に集団感染する
事故が起きているということです。
地球温暖化を起こしてるのも人間で、欲に駆
られて解けてきた凍土からマンモスを違法に掘
り起こしているのも人間・・・、そして実際に
既に凍土から出た動物の死骸から炭疽菌に集団
感染するという事態が起きている・・・。
今回のコロナ禍も野生動物市場からとか、蝙
蝠を使った研究所からとか、まだ真実は明らか
になっておりませんが、いずれにせよ人間の行
いから発生しているわけですね。
今回のコロナ禍が収まっても何年か後には、ま
た違うウイルス禍に見舞われるのではないかと
大きな不安を感じさせられた新聞記事でした。