ロシア旅行記 Ⅴ
五日目
サンクトペテルブルクからモスクワへ戻り、「黄金の環」といわれる
9~15世紀に建てられたロシア正教の聖地として栄えてきた街へ。
トロイツェ・セルギエフ大修道院、ウスペンスキー寺院を見学。
青と金の丸屋根がとても美しい寺院でした。今でも約300人の修道僧
が生活していて、黒い修道着をまとった僧の姿も見ることが出来ました。
そいて街全体が博物館といわれるスーズダリへ。
途中ペレスラブリ・ザリェスキーで「ゴリツキ―修道院」を見学。
六日目、スパソ・エフフイミエフ修道院、クレムリンを見学。
12の塔と城壁に守られた砦のような修道院で、カメンカ川のほとりに
たっています。
バスで移動中にもあちらこちらにロシア正教会の建物が見られ、ロシ
の人は非常に宗教心が強いと思っていましたら、ガイドさんのお話では
現在は日本と同じように行事などの時にしか教会へ行かなくなっている
そうです。
また、移動中に農村地域の風景を観ておりますと、崩れそうな古い家
が多くて驚きました。
ロシアでも若い人達は働き口のある都会へ出て行き、残っているのは
お年寄りばかりだという事で、ロシアも日本も変わらないのですね。
これもガイドさんのお話ですが、ロシアの富の大半はモスクワに集中
しており、それ以外の地域は貧しいそうです。
「5%の大金持ちと、10%の金持ち、残りの85%は貧しい」こ
れがロシアの現状です。と聞き大変驚きましたが、日本も格差がこのま
ま広がって行くとそうなるのかと不安な気持ちになりました。
ウラジミールでは世界遺産「黄金の門」を見学。
「黄金の門」とは12世紀に首都を防衛するために建てられた高さ1
4mの門。
現在では軍事博物館になっています。
そして特急列車に乗って約2時間、モスクワへ、
このロシア旅行記も次回で終了ですが、最後のモスクワ見学が驚きの
連続?!でした。続く・・・・。