紀尾井ホールで『俚奏楽』を鑑賞。
ホーム
> 紀尾井ホールで『俚奏楽』を鑑賞。
紀尾井ホールで『俚奏楽』を鑑賞。
2017年07月23日(日)9:11 AM
昨日はお弟子さん方と五人で紀尾井ホールで開催された『俚奏楽』を
鑑賞に行って参りました。
昼の部と夜の部で内容が少々違っているのでどちらへ行くか迷いまし
たが、昼の部の番組表に野口雨情・与謝野晶子・寺山修司の詞に本條秀
太郎作曲の演奏が入っているので昼の部に行きました。
大変暑い時間帯の行き帰りでしたが素晴らしい演奏で、行った甲斐が
ありました。
栄芝師匠が唄われた「雪の連舞」は作詞・作曲本條秀太郎氏。
とても美しい曲であり、途中から秀太郎氏が三味線を弾きながら栄芝師匠
とハモって唄ったのには驚きました。
胡弓の哀調を帯びた調べがとても印象的で、そこに三味線の低音の響き
が効果的に加わり、本手・替手の三味線の音色と相俟って、心地良い・柔
らかな雰囲気を醸し出している素敵な演奏でした!
一番のお目当ての「偏愛」という寺山修司の詞に本條氏が作曲された曲。
非常に斬新な曲つくりで、私も小唄や俗曲の作詞・作曲に挑戦しているの
で大変勉強になりました。
この曲は本條氏の唄い弾きで、三味線と大胡弓で演奏されてました。
胡弓については殆ど知識がないので、「大胡弓」というのがあるのだなと
初めての「大胡弓」生演奏をまじかで観れたのも嬉しかったです。
今回は一番前の席に着席して観ましたので、小鼓や胡弓・大胡弓etc.
和楽器演奏をじっくりと鑑賞出来て大変勉強になりました。
ご一緒したお弟子さん方も普段はあまり観ることのない演奏会に行けて
良かったですと喜んで下さいました。