今年初めての小唄の作詞。
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今年初めての小唄の作詞。
2017年02月22日(水)10:45 AM
『待雪草』 春日とよ芝恋 作詞
鈍色(にびいろ)の空を見上ぐるその女(ひと)に
ひとひらの雪舞降りて 俯く姿 待雪草。
真白きうなじも哀しげに
追われ追われて 地上(ここ)に佇む。
「待雪草」は春を知らせる陽射しの中で、うつむくように咲く白い花。
雪のしずくのように見えることから、英名では「スノードロップ」といわれ
る花です。
楽園を追われたイブを慰めようと、天使達が空に舞う雪をこの花に変えた
という伝説があります。
そこでその伝説をもとにイメージを膨らませて小唄の(撥で弾けば端唄)の詞
を書いてみました。
その女(ひと)とはリンゴを食べて楽園を追われたイブのことです。
舞降る雪を受けて俯く、楽園を追われてしまい俯くイブはあたかも一輪の待
雪草のようである。
追われ追われては楽園を追い出され、楽園ではない地上(ここ)に哀しみに
うな垂れて佇んでいるという情景です。
今朝閃いて書いた詞です、出来立てホヤホヤなので多少の書き直しが出る
かも知れませんが、早速ブログで発表させて頂きました。
尺八や篠笛とコラボレーションした曲にしたいと思っております。