今年の初笑い!
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今年の初笑い!

2017年01月13日(金)7:27 PM

 先日、「玉川太福の他流試合」という会に行って参りました。

玉川太福さんは浪曲師で、お相手は私が贔屓にしている柳亭小痴楽さん。

浪曲対落語の会だったわけです。

 浪曲を生で見るのは初めてのことでしたが、想像していたよりずっと熱く語り、

唄い、うなっていて?浪曲とは大変迫力のある芸なのだと思いました。

 曲師は玉川みね子さんで、太福さんの師匠の奥様だそうです。

曲師というのは三味線を弾く方のことですね。浪曲は弾き唄いはしないようです。

 最初の演目は新作で、お昼休みにお弁当を食べる同僚二人の男性のやり取り

を描いたものということなので、ベケットの「ゴドーを待ちながら」のような不

条理内容かしらと思いきや?全く違っておりましたが、結構笑って楽しめました。

 二本目は古典というか、昔からの演目で北辰一刀流とか、千葉周作とか耳にし

たことのある人物や事柄のお話でした。

 私はやはり古典落語が好きなように、浪曲も後の番組の方が好みに合っている

気が致しました。

 ご一緒したお弟子さんの話では、「寅さん」の話もあるそうで、これも新作に

なるのでしょうが、フーテンの寅さんを語る浪曲は興味深いのでぜひ聞いてみた

いと思っております。

 浪曲と落語の組み合わせというのもなかなか楽しくていいものですね!

小痴楽さんは私の好きな「付き馬」を話され、楽しい一夜を過ごせました。

 小痴楽さんにはそのうちに「芝浜」や「文七元結」をぜひ聞かせて頂きたいと

思います。芝恋は結構人情話しが好きなので・・・。



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