歌舞伎座へお弟子さんと一緒に。

　八月のお楽しみは何といっても「納涼歌舞伎」！

最近ではあまりの猛暑で夏の着物を着る機会も減りましたが、歌舞伎座へ

納涼歌舞伎を観に出掛ける時はさすがに頑張って着物を着て参ります。

　黒地に白で水輪とトンボ柄の着物に、睡蓮を描いた麻の染め帯を締めて

歌舞伎座へ。

　演目は新古演劇十種の内「土蜘」と、新作歌舞伎「廓噺山名屋浦里」の

二本立て。

　『土蜘』には勘九郎の次男が、「石神」実は「小姓四郎吾」役で登場し、

その可愛らしい姿と仕草でお客様のハートを鷲掴みにしておりました。

　『廓噺山名屋浦里』は笑福亭鶴瓶の新作落語を歌舞伎化したもので、時

にはコミカルにまた人情味たっぷりにと、テンポ良く物語が展開されてい

きフィナーレは圧倒的に美しいゴージャスな花魁道中で身も心も奪われ大

満足！

　花道のすぐ横の席だったので七之助のまばゆいばかりに美しい花魁姿を

たっぷりと満喫出来ました。

　それにしても主役をはる役者のオーラは凄い！と痛感した一夜でした。