川端康成の「片腕」という作品について以前のブログで触れましたが、その朗読を

女優の岸田今日子が吹き込んだCDがあることを知り、早速聴いてみることにしまし

た。

　まず、就寝する前に聴いてみましたら、あの岸田今日子さんのムードのある声が物

語の幻想的な展開にとてもふさわしく、独特な語り口も作品から品を失わせず、さす

が！岸田さんが朗読するのを聴く方が本で読んだ時よりも物語の印象が良いのです。

芝恋の私感ですけれど・・・。

　そういうこともあるのだなとしきりに感心しながら聴いておりますと・・・、不覚

にも途中で寝てしまいました。

　翌日、昼間なら大丈夫でしょうと思いCDを聴いてるとまた眠ってしまいました。

長椅子に横になって聴いていたのがいけなかったのでしょうか？

そして今度は椅子に腰掛けて聴いてみたのですが、やはり途中からこっくりこっくり

船を漕いでしまい、はっと目覚めると物語は終ってるのです。

　まるで催眠術にかかっているような気が致します。途中から聴けばよいのでしょう

が、それは味気ないようで、やはり最初から最後までを聴き通したいと思います。

　このゴールデンウイーク中に何とか目的を達成するつもりですが、今は亡き岸田

今日子さんのアダルトで魅惑的な声に翻弄されてる芝恋です。