お正月に唄ってみたい小唄!
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お正月に唄ってみたい小唄!
2016年01月02日(土)7:55 AM
明けましておめでとうございます。
今年も小唄に始まり、小唄に明け暮れる一年となりますが宜しくお願い致します。
お正月に唄いたくなる小唄のご紹介をさせていただきます。
「初出見よとて」 田村成義作詞
初出見よとて 出をかけて
先ず頭取の伊達姿 良い道具持ち 粋なぽんぷ組
ええずんと立つたる梯子乗り
腹亀じゃ吹流し 逆さ大の字 ぶらぶら谷覗き。
明治25年1月歌舞伎座で興行された「梯子乗り」という出し物で、この芝居を
出すに因んで、小唄好きの成義が江戸時代の上方小唄「桜見よとて」の替唄として
作詞した曲です。
「初出」とは「消防組合の出初式」のこと。
「出をかけて」は、鐘を鳴らして組の者を集めることであるが、もう一つ芸妓連が
初出を見ようと勢揃いして出かける事をもかけている。
「道具持ち」は「纏持ち」のこと。
「梯子乗り」は、多数の鳶口でおさえて、真直ぐに立てた梯子に、一人が乗って
腹亀、吹流し、逆さ大の字、谷覗きなどの曲芸を演ずること。
三下がりで替手は本調子の曲ですが、明るくて楽しい調子の良い小唄です。お正月に
唄うのにぴったりの一曲ですね!
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