第55回「栄芝の会」を観て。
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第55回「栄芝の会」を観て。

2015年10月26日(月)8:43 AM

 昨日は日本橋三越劇場で第55回「栄芝の会」が開催されました。

1部は俚奏楽 「浮世の垢」 俚奏楽の家元である本條秀太郎氏がゲスト出演され、

本條秀五郎氏と三味線を弾き、お囃子は人間国宝 堅田喜三久氏という豪華な顔

ぶれで始まりました。

 「浮世の垢」の作詞は舞踊猿若流流祖 猿若清方氏。番組表に歌詞が記載され

ているので後からゆっくり読むことが出来ました。太鼓持ちの人生の悲喜哀楽を重く

ならず、明るく軽やかに唄ってるのがとても洒落てて素敵だと思いました。

2部は大和楽 「あやめ」三味線は大和櫻笙、大和久子氏、琴が米川敏子氏の演奏

でした。演奏も素晴らしいものでしたが、私は栄芝師匠の御着物が素敵で「あ~ちょっ

とだけでも立ち姿を拝見したい!」と思いながら聴いておりました。

 タイトルが「あやめ」なのでそれに合せて白地にあやめが美しく咲いてる柄で、聴く楽

しみに観る楽しみも考えられてるところが栄芝師匠ならではの行き届いた演出でした。

3部は端唄 「絆 はなれがたい」で1部のメンバーに笛 竹井 誠氏が入っての演奏

でした。「うそと誠」に始まって「さわぎ」で大賑わいで盛り上がっての幕となり、今回は

いつにも増してたっぷり楽しめた「栄芝の会」だったと思います。

 来年のことを今から言っては気が早過ぎですが、どんな舞台になるのか楽しみです。

芝恋としては小唄、端唄振りなどのゲストを期待してますが?さてどうなることでしょうか。



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