小唄で「節分」、狂言で「節分」。
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小唄で「節分」、狂言で「節分」。

2015年02月03日(火)10:07 AM

 先日このブログで節分を唄った芝恋作詞、作曲の「鬼は外、福は内」を

動画配信しましたが、狂言でも「節分」の演目がありますので、ご紹介した

いと思います。

 節分の夜、夫が出雲大社へ年取りに出掛けたので女がひとりで留守を

していると、蓬莱の島から鬼が訪れる。

 美しい人妻に心を奪われた鬼は小歌をうたって言い寄るが、女はいっこう

にうけつけないので鬼は泣き出してしまう。その様子を見た女は、なびくと見

せかけて、鬼の持つ隠れ蓑、打出の小槌などの宝物を取り上げ、家に入れる。

 鬼は横になり、くたびれたから腰をたたいてくれなどと言って亭主気取りもつ

かのま、女は、やっと豆をはやす時分になったと「福は内、鬼は外」と豆をぶつ

けて、鬼を追い出した。

 狂言の名作です。とっても親しみ易い演目ですね。芝恋の小唄「鬼は外、福は

内」も楽しく、わかり易い小唄です。ぜひ、大勢の方に唄って頂きたいと思います。



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