小唄「置炬燵」のご紹介。
ホーム > 小唄「置炬燵」のご紹介。

小唄「置炬燵」のご紹介。

2018年12月09日(日)10:30 AM

 師走という言葉が今一つピントこない暖かい12月ですが、そ

ろそろ本格的な寒さが始まるという天気予報を今朝見ました。

そこでこれからの季節にピッタリの小唄「置炬燵」をご紹介させ

ていただきます。

 

  「置炬燵」 蓼 胡蝶 作曲

 

 置炬燵 ついうたた寝の耳元に

  そっと忍んで夕闇の

   おや 雪かえ

 障子細めに吹き込む風も

  肌に嬉しい酔い心地。

 

 この小唄の詞は本当に自然体ですね。

冬の夕暮れ時に炬燵でお酒を飲んでほろ酔い加減でついうとうと、

微かな雪の音に目を覚まして障子を細目に開けると、吹き込む風が

酔って火照った肌にひんやりとして、ちょうど気持ちがいい。

 こんな情景が目に浮かびますねぇ・・・。

「おや、雪かえ」という所はセリフですね!

 この曲は蓼派の蓼 胡蝶という方の作られたものですが、現春日

流会長、私の師匠の春日とよ栄芝師匠の小唄CDアルバム「樋口一葉」

に収録されております。

 小唄を初めて聞く方にも何を唄っているのかわかりやすく、親しみ

やすい一曲だと思いますので是非聞いて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 



«   |   »

過去の記事