小唄「人と契るなら」のご紹介。
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小唄「人と契るなら」のご紹介。
2026年09月02日(水)7:05 PM
「人と契るなら」三下がり
人と契ぎるなら
薄く契りて末まで遂げよ
もみじ葉を見よ 薄きが散るか
濃きが散るか
濃きがまづ散るものに候
そうじゃわいな。
まだ三味線が民間に普及しなかった文禄
慶長の頃、隆達が作った小唄に、
【人と契らば 薄く契りて 末遂げよ
もみじ葉を見よ 濃きが散るもの。】
がある。この小唄の歌詞は、のち御船歌
に唄われ、また上方の流行小唄として三
味線に節付けされ、元禄時代の上流の人
士に口ずさまれたものとみえ、元禄時代
の通人の一人、柳里恭(地唄の作者として
有名)の画賛に、この文句が書かれている
。
幕末、この上方小唄が歌詞を補足して、
江戸端唄、歌沢節となり、江戸の市民に
愛唱されるようになったのはその詩章の
優美にして、意味深いためであろう。
『人と契るなら』は、上方の女性も江戸
の女性も、男と末永く添い遂げようと思
うならば、初めから熱しすぎることなく
、男に真実を捧げるようにせよ、秋の紅
葉をみても真っ赤に染まった葉からさき
に散るではないかと唄っている。
江戸小唄は端唄から採ったものである。
サラサラとした非常に良い小唄である。
「江戸小唄」木村菊太郎著より引用
九月に入り秋の気配が少しずつ漂うのが
感じられ、ホット一息・・・
秋に唄いたい小唄ですね。

