小唄「橋渡し」のご紹介。
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小唄「橋渡し」のご紹介。
2026年07月28日(火)9:42 AM
「橋渡し」
夕立の 晴れて染め出す水色の
空には虹の橋渡し
見合い見かわす船のうち
のぞく筑波も笑い顔。
作詞 市川三升 作曲 吉田草紙庵
この小唄は茅場町の喜可久で開封された。
この歌詞は隅田川の夏の船遊びで、夕立の
去ったあとの虹の橋を唄った爽やかな作詞
である。
〈のぞく筑波も笑い顔・・・は河東節『
七重八重花の栞』の中の〈うつりにけりな
悪戯を 筑波がのぞく船の中・・・を三升
が採ったもので、おそらく橋渡しが隅田川
なので、近くの吉原を唄った『花の栞』を
引用したものであろう。「草紙庵の小唄解
説集」英十三
市川三升の隅田川を唄ったこの作詞は素晴
しく、草紙庵の作曲も本調子の替手をつけ
た派手な手付で、これを唄った初代本木寿
以の〈のぞく筑波も笑い顔・・・の節止り
から送りになる、艶麗な節まわしが今も筆
者の耳に残っている。
草紙庵ものの中で、今日まで盛んに唄われ
る小唄の一つである。
「昭和小唄 その一」木村菊太郎著より引用
今年は屋形船の遊興が人気だとテレビで観
ましたが、そんな折に三味線を弾いて、こ
の「橋渡し」を唄ったらぴったりですね!
以前、屋形船を貸し切りにして、三味線を
弾いたり、小唄振りを踊ったりしたことが
懐かしく思い出されます。
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