ゲルハルト・リヒター展へ行って来ました。
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ゲルハルト・リヒター展へ行って来ました。

2022年07月26日(火)7:09 PM

 東京国立近代美術館

 

 今日は東京国立近代美術館で開催中の「ゲルハルト・リヒター

展」を観て参りました。

 ゲルハルト・リヒターは1932年、ドイツのドレスデン(旧

東ドイツ)で生まれ。

 1961年、ベルリンの壁が東西ドイツを分断する直前に西ド

イツのデュッセルドルフに移住し、その後ケルンを拠点に活動を

続けて、ドイツが生んだ現代で最も重要な画家です。

 私がこのゲルハルト・リヒターという画家を知ったのはCS放送

で映画「ある画家の数奇な運命」を観たからです。

 この映画はドイツの歴史の闇と芸術の光に迫る作品で、第75

回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で高評価を獲得

し、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた映

画です。この映画の主人公のモデルがゲルハルト・リヒターでし

た。

 ナチ政権下のドイツ、若く美しい叔母の影響で芸術に親しむ主

人公。しかし、精神に不調をきたした叔母は強制入院させられて

、安楽死政策によって殺されてしまう。

 終戦後、東ドイツの美術学校に進学するも東のアート界に疑問

を抱き、ベルリンの壁が出来る直前に西ドイツへ逃げる。

 西ドイツの美術大学に入り創作に打ち込むが教授に作品を全否

定され、もがき苦しむ主人公・・・・。

 物語には妻や妻の父親との恐ろしい因縁等、当時のドイツの闇

が描かれて見ごたえがある内容でした。

 観終えて是非、この主人公のモデルであるゲルハルト・リヒタ

ーの作品を観たいと思いました!

なんと!ラッキーなことに日本では16年ぶり、東京では初めて

の美術館での個展開催と聞いて早速鑑賞に出掛けというわけです。

 このリヒターの作品を鑑賞するなら、ぜひ映画の方も観て欲し

いと思います。映画が先か、美術展が先かどちらでも良いと思い

ますが、ピルケナウという作品の持つ重要性がより理解できると

思います。

 

エラ 油彩 

 

ァプストラクト・ペインティング 油彩

 

アラジン ラッカー・ガラス・アルディボンド

 

写真と油彩

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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