お正月に唄いたい小唄。
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お正月に唄いたい小唄。
2015年01月02日(金)7:02 PM
新年明けましておめでとうございます。
今年も楽しく実りある一年になるよう頑張りたいと思います。
お正月に唄いたい小唄を一曲ご紹介しましょう。
「門松に」 田中青滋 作詞 清元榮寿郎 作曲
門松に 一つとまった追羽根のそれから明ける年の朝
はやも三河の太夫さんやんら目出度や鶴は千年鳥追い
海上はるか見渡せば年始御礼は
福徳や供は勇の皮羽織エンヤリヨウ
空も晴れたり奴凧
この小唄を初めて聞いたのは日本舞踊の小唄振りのお稽古でした。
とっても明るく、楽しい、晴れやかな曲で、踊りの振りも凧の糸が切れて
ふらふらくるくると回って飛ぶ様子を描いて、ちょっとユーモラスな振りに
なっております。
この曲は二上がりの曲です。後弾きはコキアガリで奴凧の様子を表現
してます。
三河の太夫・・・三河万歳。愛知県三河地方に伝わる伝統芸能。
中啓を持った太夫と鼓を打つ才蔵が家々を訪れて祝言を
述べたり、滑稽な掛け合いをしたりする正月の祝福芸。
新年会に唄ってみてはいかがでしょうか。