前回の続きになりますが、ガラスの森美術館を鑑賞後ポーラ美

術館へ行きました。

　ポーラ美術館は箱根の自然に囲まれた素晴らしい建物自体が美

的センスに溢れる美術館でした。

建物内部　外のオブジェ

遊歩道を行くと点在している作品に出会う

　「モネからリヒターへ」というタイトルでポーラ美術館開館２

０周年記念展が開催中でした。

　７月に国立近代美術館で鑑賞したあのゲルハルト・リヒターの

作品をまた観ることが出来ました！

ここではクロードモネの「睡蓮」、レオナール・フジタの「ベッ

ドの上の裸婦、アンリ・マティスの「オリーブの木のある散歩道

」等、色々な画家の絵画を鑑賞することが出来ました。

ロベール・ドローネー作品　「傘をさす女性」

　そして最後は箱根ラリック美術館へ、

「明日への祈り展」ラリックと戦禍の時代を鑑賞しましたが、

ロシアとウクライナの戦いの最中、TVで無惨に壊されたがれき

の街の様子を見ている折に、この展示会開催は有意義なことだ

と考えさせられました。

　ラリックも後半生は戦争中で、工場が閉鎖に追い込まれる等

々思うように作品を制作出来なかったとのこと・・・。平和で

あればもっと沢山の素敵な作品を実用化して世の中に送り出せ

たでしょうに無念だったと思います。

　美術館に入ってすぐの場所には豪華列車オリエント急行の車

両が展示されています。

　オリエント急行の車内もラリックのデザインなんですね。

当時のままの車両を見学出来て感激！　ラリックの制作した優

美なガラスのパネルや室内灯等々・・・保存状態も良く、往時

を偲ばせるものでした。

　今回も沢山の美しい作品を鑑賞することが出来て、箱根の森

のマイナスイオンも沢山吸って、リフレッシュ出来ました。

日々の人との関わりで起きる不協和音もこういう場所へ行くこ

とで心が癒され、余裕が生まれ・・・、何だか大したことじゃ

ないねっと軽く受け流すことが出来ます。

大きなアートワールドに芝恋は支えられている気が致します。