今日は小唄のお稽古の帰りに三菱一号館美術館で開催中の

「上野リチ展」を観に行って来ました。

　上野リチはウィーン生まれのデザイナーです。

フェリーツェ・リックス後の上野リチは、ウィーン工芸学校

でヨーゼフ・ホフマンらに師事、才能を開花させます。

卒業後は同工房に入り、テキスタイルデザインを手掛ける。

　リチは京都出身の建築家・上野伊三郎と出会って結婚、二

つの都市を往復しながら、デザイナーとして活動を続けます。

第二次世界大戦後には教育者として後進の指導にもあたって

います。

　「ウィーン生まれのカワイイです。」と添え書きされてい

る通り、リチの描くデザイン画の鳥や花はカワイイ、そして

色彩が柔らかく優しく、観る者の心持を和ませてくれます。

　チャイナの絵巻物があったのですが、リチのほんわかした

描き方がとても素敵でした！

　プリント服地、織物、刺繡デザイン、壁紙等、リチのデザ

インは幅広く、どれもフアンタジーに満ちています。

　私が特に気にいったのは七宝飾箱の馬のサーカスです。リ

チの世界が凝縮されていて素晴らしいです。

　５月１５日まで開催してますので、上野リチの描くファン

タジーなデザイン世界に浸りたい方は三菱一号館美術館へ足

を運んでくださいませ。

　ミュージアム・ショップで缶バッチを記念に買いました！