「若冲と蕪村」展の続きです。
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「若冲と蕪村」展の続きです。
2015年04月13日(月)1:36 PM
前回は「若冲」のことだけ書きましたので、今回は「蕪村」に
ついて少しだけ触れたいと思います。
「与謝蕪村」えー正直にいいますと、私の認識では俳人という
だけでありました?俳句と簡単な筆遣いの俳画を書く方。今回こ
の展覧会でたくさんの蕪村の絵を観て、画人としても大変な才能
を持った人であったことを知りました。
江戸元禄文化期に活躍した松尾芭蕉を大変に敬慕していたよ
うで、芭蕉の行脚生活に憧れて、蕪村も東北地方を周遊し、宿代
代わりに絵を描いて置いていったと言うことです。
芭蕉の「月日は百代の過客にて、行きかう年も又旅人也」という
序文で始まる「おくのほそ道」、これを蕪村が描いた「奥の細道図
巻」が展示されていて、蕪村の芭蕉に憧れていた気持ちが良くわ
かります。
私も小唄の作詞をしてこのブログにもたびたび書いていますの
で、蕪村の俳句の中で好きな句を挙げてみたいと思います。
「みじか夜や 浅瀬にのこる 月一片」 与謝蕪村
情景が心に浮かぶような素敵な句ですね。小唄の作詞をするの
に、俳句や短歌に触れることもとても勉強になります。