青森県立美術館へ。
青森県立美術館と言えば奈良美智氏制作のあの巨大な「あおもり犬」!
屋外展示された「あおもり犬」は横幅6.7メートル、高さ約8.5メートル。
「大きい!」、でも観る者を圧倒するというよりもむしろ、癒してくれる雰囲気の犬の立体作品でした。
シャガール作バレエ「アレコ」の第4幕「サンクトペテルブルクの幻想」 人が映らないように撮ろうとしたら斜めになってしまいました。
そしてアレコホールと呼ばれる縦・横21メートル、高さ19メートルの四層吹き抜けの大空間に展示されているシャガールのバレエ「アレコ」の背景画。
シャガールの絵画がとても好きな私は大感激です!
美しい色彩で描かれたファンタスティックな世界・・・、しかも四点揃っての展示を観ることができたのは本当に幸せです。
四点共に素晴らしい背景画ですが、中でも第4幕の「サンクトペテルブルクの幻想」に一番惹かれました。
ロシア旅行で実際にサンクトペテルブルクの街へ行って来たからかも知れませんが。
バレエ「アレコ」の背景幕4作品
青森県出身の版画家棟方志功の作品もありました。
実は県立美術館へ行く前に「棟方志功記念館」も行き、作品とドキュメンタリービデオを観て来ました。
顔を板に擦り付ける様にして彫り上げていく姿がとても印象的でした。
豊満で肉感的な女性が躍動する版画は「豊穣」という言葉が脳裏に浮かびますね。
棟方志功の叔父さんがねぶたの絵師だったそうです。
棟方志功はねぶた祭りを大変好きだったということですが、あの「はねと」の熱気と迫力ある巨大な灯篭が醸し出す熱狂が、版画にも脈々と流れているのだなと感じられました。
9年位前にねぶた祭りを観に行っておりますが、今度は五所川原の立佞武多を是非観に行きたいと、志功の版画を観て思いました。
この青森県立美術館から歩いて7分程の場所に今夏世界文化遺産に登録された「三内丸山遺跡」があると聞いて、予定にはなかったのですが見学してきました。
時間の都合で屋外だけを見学しましたが、広大な敷地に縄文時代の生活を彷彿とさせる遺跡が点在しておりました。
コロナ禍が収まったら見学に行かれる方も増えることでしょう。
久しぶりの旅行を満喫して芝恋はとてもリフレッシュ出来ました。
小唄のお稽古もやる気満々!!!