朗読新派『大つごもり』を観て。
ホーム
> 朗読新派『大つごもり』を観て。
朗読新派『大つごもり』を観て。
2017年11月08日(水)9:09 AM
先日麻布区民センターホールで、平成29年度文化庁芸術祭参加公演の
朗読新派『大つごもり』の公演が開催されました。
『大つごもり』は原作が樋口一葉の有名な作品ですが、原文のまま朗読
すると意味が分かりづらいので、原文のままに朗読する明治の読み人を水
谷八重子先生、現代の読み人を伊庭朋子さんのキャスティングで行うとい
うものでした。
また、朗読の合間には新派のお芝居がそのまま差しはさまれておりまし
た。
原文と現代語訳が交互に朗読されるので内容が大変分かり易く、朗読と
お芝居がミックスされたスタイルのものは初めて拝見しましたので、大変
興味深く拝見させて頂きました。
そして新しいタイプの舞台表現に挑戦されてる事にとても感動しました!
私事で恐縮ですが現在、新派の演出家で今回の朗読新派『大つごもり』
の補綴・演出をされてる成瀬芳一先生に「明治一代女」の朗読のご指導を
受けております最中ですので、大変勉強になりました。
小唄の中には「新派芝居小唄」というジャンルがあります。
今、成瀬先生にご指導いただいてる「明治一代女」も小唄に唄われており
ます。
「大雪や」、「浜町河岸」、「青柳の糸より」などですが、どれも素晴
らしい芝居小唄です!
芝恋も九月に「大雪や」を栄芝師匠にご指導頂いたばかりですが、とて
も難易度が高く、ですが唄い甲斐のある小唄です。
次回ブログは新派芝居小唄「大雪や」について書きたいと思います。
« 春日流男性小唄会終了しました。 | 小唄『大雪や』のご紹介。 »