「酒と女」・・・おどけ唄のご紹介。
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「酒と女」・・・おどけ唄のご紹介。
2017年07月06日(木)6:28 PM
『酒と女』
酒と女は気の薬さ 兎角浮世は色と酒
ササちょっぴりつまんだ悪縁因縁 南無阿弥陀(なまいだ)南無阿弥陀
地獄極楽へずっと行くのも二人連れ
わしが欲目じゃなけれども お前の様に美しい女子と地獄へ行くならば
閻魔さんでも地蔵さんでも まだ まだ まだ 鬼殺し。
明治初期に上方小唄『酒はももやくしゃ』の文句に、も一つ「女」をつけて
「気の薬」とし、江戸前の気の利いた江戸小唄に作ったもので、俗にシャベリ
といって、早口に文句を畳みかけてゆく、江戸小唄である。
お前の様な美しい女と地獄へ行ったら、閻魔さんや地蔵さんはおろか、鬼ま
でも悩殺してしまうだろうという洒落っ気たっぷりな文句で、『鬼殺し』を美
しい女の代名詞にしている所が面白い。
作曲は初代清元菊寿太夫であるが、作詞の改作も或いはこの人の手になった
ものかも知れない。
鬼殺し・・・俗に村店の薄酒をいう。 (江戸小唄 木村菊太郎著より引用)
如何でしょうか?詞を読んでるだけでも面白いですね!
糸の旋律もリズミカルで、調子が良く、大変楽しい洒落た小唄だと思います。
どちらかと言うと男性に唄って頂けるとより一層受けると思います。
こういった「おどけ唄」もあるのが小唄の幅の広くて飽きない所以ですね。
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