文月に入り・・・小唄「打水の」のご紹介。
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文月に入り・・・小唄「打水の」のご紹介。
2016年07月03日(日)10:34 AM
今月は『文月』。
『ふみづき』の由来は、七夕の織女に書文(ふみ)を供える意味と、
稲穂のふくらむ月ということで、「ふくみ月」が転訛してなったとい
う説もある。
別名・・・七夜月、女郎花月、棚機月、親月等いろいろな言い方がある。
蒸し暑さが増して来るこの時期は、打ち水などして涼を感じたいですね。
そこで小唄「打水の」をご紹介させて頂きます。
「打水の」
打水の したたる草に 光る露
恋にこがれて鳴く虫の 声をあわれと聞くほどの
寂しい我が身に誰がした
作詞は佐藤隆三、作曲は春日とよです。
小唄春日流の始祖春日とよの作曲した曲で、師範実技試験の課題曲の中
の一曲です。
寂寥感の漂う美しい曲ですね。「恋にこがれて鳴く虫」という言葉が
とても素敵!