昨日は春日会館で「伝統文化講座」が開催されました。
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昨日は春日会館で「伝統文化講座」が開催されました。

2014年12月14日(日)8:07 AM

 昨日は冷たい風が吹く寒い日でしたが、上野の小唄春日流本部

春日会館では、その寒さを忘れさせるような楽しい、熱気に満ちた

伝統文化講座がありました。講師は元NHKアナウンサーの葛西聖

司さん、「伝統芸能のかたち」についてお話くださいました。

前回ご紹介した小唄「上野の鐘」もそうですが、小唄の中には歌舞

伎、文楽を題材にしているものが多く、伝統芸能全体を知ることは、

小唄を理解し、学んでいくのに大変大事です。葛西さんのお話を聞

いて、「なるほど!」と目からウロコ落ちる気分になりました。

 私が一番興味深く思ったのは、「忠臣蔵」のお話でした。日本人な

ら誰でも知っているお芝居ですね。歌舞伎では「仮名手本忠臣蔵」と

して上演されてるものですが、このタイトルに潜む日本の言葉遊び、

また何故討ち入りが成功したのか?大雪で、満月の夜であったこと。

などなど・・・・・。ただ映画や芝居、歌舞伎を観ていただけではわから

い重要な伏せんが解り易く、ユーモアーを交えてお話しされて、あっと

いう間の一時間半でした。

 十二月十三日に聞くお話が「仮名手本忠臣蔵」、討ち入りは十二月

十四日、これこそ日本人好みの粋な講座でした。次回の講座が今から

楽しみです!!

 この講座は一般の方でも無料で受講できます。お申し込みは小唄春

日流事務局です。興味をもたれた方は次回ホームページ等でぜひお申

し込み下さいませ。



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