驚きの元東大全共闘芥正彦氏、発見!
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驚きの元東大全共闘芥正彦氏、発見!

2021年06月04日(金)8:45 PM

 前回のブログで「三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実」の

映画を観た感想を書きました続きになりますが、この大変スリリ

ングな討論会で一番興味を引かれたのが当時20歳の芥正彦氏で

す。

 すでに天才作家、行動する作家としてスターであった三島由紀

夫と討論するのに、赤ちゃんを抱っこして登壇した東大全共闘の

学生の姿に私は目を瞠りました。

 まだ?20歳で、学生結婚していて、赤ちゃんがいて、その子

を当たり前のように抱っこしてゆすりながら堂々と三島由紀夫と

討論している!

 その人が当時東大全共闘随一の論客とされた芥正彦氏でした。

若者にありがちな虚勢などははらず、飄々と自身の意見を述べ、

三島由紀夫をやりこめてしまった芥正彦氏には心底驚かされまし

た。

 そして現在の芥正彦氏のインタビューで当時のことを語る姿は、

眼光鋭く少しのぶれもなく生きてきた生き様を感じさせるもので、

私はちょっと感動してしまいました。

 この芥正彦氏はその後東大を中退して前衛演劇の道を歩み、寺

山修司と演劇理論誌「地下演劇」を発行したりして、今なお前衛

芸術の活動を続けているそうです。

 この芥正彦氏は三島由紀夫の自決を「大願成就一世一代の大芝

居」と評していました。私も同様に捉えていたので大いに納得!

最後にこの芥正彦氏の言葉を二、三ご紹介させていただきます。

「演劇を変革することは人間を変革すること」

「芸術が変革されないところで世の中の変革はない」

「革命とは最高級の大いなる詩である」

 芥正彦氏が主宰する「ホモフィクタス」という演劇集団の公演

を是非とも観てみたいと思います。

 そのためにも一日も早くコロナ禍が終息して欲しいですね。

 

 

 

 



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