「伝統文化講座」を聞きにお弟子さんと春日会館へ。

　昨日は小唄春日流本部の春日会館で第４回目の「伝統文化講座」が

開催されました。

講師は前回に続き元NHKアナウンサーの葛西聖司氏をお迎えしまして

『日本人の愛した芸能ーその魅力ー』についてお話しを伺いました。

　昨年は日本人なら誰でも知っている「忠臣蔵」についてのお話しを

され、今回は江戸時代に歌舞伎として上演する際に、幕府からとがめ

られない様にするために「太平記」の登場人物に置き換えて上演した

事。当時の日本人は「太平記」の内容を耳から覚えて皆良く知ってい

たこと。

　では「太平記」のどの部分を、どの人物達を「かな手本忠臣蔵」の

登場人物に置き換えていたのか等、大変興味深いお話しをして下さい

ました。

　また、「勧進帳」で弁慶が読み上げる内容を一緒に読み上げたり、

「山伏問答」を読み上げたりと、盛りだくさんの講座でした。

　毎年この「伝統文化講座」を聞けるのが芝恋は師走の楽しみなって

おります。お誘いしたお弟子さん方も大変良いお話しを聞けて良かっ

たと喜んで下さって、「早速、太平記を読んでみたくなりました。」と

言っておりました。